Googleと人間が評価する良質なコンテンツを考えてみる
質の高いコンテンツが評価される時代とか、コンテンツそれ自体がSEOなどと言われていますが、じゃあそのハイクオリティなコンテンツってのは何なのでしょうか?
そこで、我々Webビジネスマンは、とても面倒くせーことにGoogleと人間の両方に媚びへつらう必要があるので、その辺について。
▼目次
Googleが評価する良質なコンテンツ
まずはGoogleから見たうえでの良質なコンテンツについて書いてみます。機械の感じ方みたいなもんです。
テキスト内容のオリジナリティ
オリジナリティが大事とはよく言われますが、Googleはデザイン面まで見れていないはずなので、Googleが言うところのオリジナリティ(良質)ってのは、現時点では少なくともデザインではなくテキスト(文章)についてだと思います。
デザイン的に努力してもGoogle(機械)からの評価は変わらないでしょう。例えば、ヘッダー画像をめっちゃオシャレにしても、その質が機械から評価されることはないでしょう。
また、同じSEOテンプレートを使っているからといって、それで「ハイ!オリジナリティなし!減点!!」と見なされることもありません。
アフィリエイター御用達である、賢威やリファインとか、シリウスで作られたようなサイトやブログは普通に上位に存在しているので、デザインにオリジナリティがないということでGoogleから嫌われることはないでしょう。
ということは、絵的なことは重要ではなく、Googleはまだまだテキストで判断するしかないと考えられます。
- コピー
- リライト
コピーやリライトで作られたコンテンツは内容に新しい部分が出てこないので確実に危ないと言えますが、本人はリライトしてるつもりがなくても、Googleから見て「あれ、このサイト。あのサイトと同じじゃね?」と見なされたらアウトです。クソパンダに喰われます。
⇒リライト記事では順位も上がらないしSEO的にペナルティを受ける?
じゃあどうやってオリジナリティを出すかと言えば、一番手っ取り早いのは体験談ですね。個人の感じ方は通常異なるはずなので、体験談ならほぼ間違いなくテキスト的にオリジナリティが出ますよね。
同じ映画の感想でも、同じ商品の使用後のレビューでも、体験談で細部までしっかり書けば大きな差が生まれるのは自然の摂理です。文章の上手い・下手は関係なく、良質なコンテンツになると思います。
ある事柄について最初に生まれたコンテンツ
最初、つまり1番乗りです。難しいですが。これは人間の目からは分からないですがGoogleからは分かります。
ネット上に何かについての情報が公開された時、見た人間は、そのコンテンツが最初に作られたもの(ネット上に一番最初にアップされたファイル)なのかってのは分かりません。
けど、そういう管理なら機械はお手の物なので、2番目、3番目と遅くなればなるほど「パクリ」と見なされる確率も上がってしまうんじゃないでしょうか。
文字数
「SEOと文字数!労力を減らしたい貴方の勘違いとは?」で書いてるとおりです。上位に表示されてるページの文字数が多いか少ないかで言えば、多い傾向にあります。
「文字数が多いだけで良質なコンテンツになるのかよ!?」って言われると、もちろんそこまで単純ではないですが、ある事柄について、本気で書けば書くほど文字数が多くなってしまうのも自然なことです。
つまり、強引な解釈ですが、「文字数が多い=本気で作られている=良質」と見なせなくもありません。
滞在時間
滞在時間については「アフィリエイトでコンテンツを差別化する基本2つとメリット3つ」 でも少し触れてますが、これも極端に短いのはマズイんじゃないでしょうか。
極論ですが、
- 直帰率90%
- 平均滞在時間20秒
とかだったら、どう考えても良質とは言えない気がします。ゴミコンテンツですね。ジャンルによっては仕方ない場合もあるとは思いますが。
上画像のアナリティクスのデータは、私が運営してるサイトでそこそこ売上を出しているものですが、このくらいの成績を全サイトで出したいですね。
リピーターの数
リピーター数(リピーターの割合)とSEOの関係についての記事ってほとんどないですが、個人的には関係ありかなと思ったりしています。
無料で使えるGoogle Analyticsでさえ、あそこまで正確にリピーターの数値がわかるのですから、Googleなら余裕で把握してるでしょう。
だって、同じユーザが何度も 訪問してるってことは、そのサイト・ブログに魅力があるからでしょ?魅力があるサイトは何故魅力があるかっていうと、そりゃー良質なコンテンツがあるからじゃないんですか。
人間が評価する良質なコンテンツ
それでは次に、人間様から見た視点での良質さについて書いてみます。
デザイン的なオリジナリティ
Googleがデザイン面の評価ができないのに対し、人間どもには有効ですね。もっとも分かり易くオリジナリティを出して差別化できる部分だと思います。
例えば、「商品名+レビュー」みたいなサイトが上位に5個くらい並んでいて、適切かつ新鮮に差別化されたデザインのサイトがあったら、そのサイトをしっかり見たくなりますね。
もちろんクオリティがしっかりしているというのが大前提にはなりますが。
求められている情報が丁寧にまとめられている
今や検索結果はまとめだらけです。2chまとめブログはもちろんこと、どんなジャンルでもまとめコンテンツはあります。
でもそれが上位表示されてるってのは、やっぱりユーザがよく見て 、心地よく滞在しているからじゃないでしょうか。ユーザ目線での良質なコンテンツなわけですね。
なんでもかんでも無駄を省きたがる現代人の性質を表していて面白いですね。
少し不思議に思うのは、まとめ系の記事は重複ペナルティ扱いになるのではないかと考えられるものもあるってことです。それでも上位表示されているのは、Googleが人間視点に近くなってきているからかもしれませんね。
分かり易さ
言うまでもなく分かり易さは大事ですね。専門用語ばかりだったり、論理的におかしかったり、他人に説明を求めなければ意味が理解できないようなコンテンツでは良質とは言いがたいです。
シンプルさと言い換えてもよいかもしれません。 すーっと頭に入ってきてスッキリ納得できるような、そんなコンテンツを私も心がけたいものです。
体裁 – 誤字・脱字・文法ミスがない。読みやすいレイアウト
多少の誤字脱字は仕方ないことだと思いますが、少ないに越したことはないでしょう。
それよりは、レイアウトの方が気になります。カラムとかじゃく、これはヒドク私の主観的な話ですが、見出しがなくてテキストが並びまくってる記事とかはなかなか読む気にならないのです。
「テキスト量を自然に増やす際に私が意識している8つのこと」 で書いてますが、フォント装飾にしても、改行の間隔にしても、画像の配置にしても、リズム感が肝心です。
凄い良いことが書いてあったとしても、読みずらいというだけで離脱されてしまうのはもったいないですよね。
ユーザに役に立つ情報がある
- ノウハウ
- 法則
- オススメ
いわゆる、はてブなどのソーシャルでシェアされやすいコンテンツですね。
もちろん、必ずシェアされなきゃいけないというわけではなく、役に立つ情報が書かれていれば、それはつまり読んでもらえるということなので、読まれないコンテンツに比べれば良質です。
イヤラシイタイトルをつけることも重要です。
⇒タイトルに含めるとクリック率が激的にアップするキーワード87個
最後まで読んでみたけど全部知ってることだった、なんてパターンもあるでしょうけど。
ソーシャルシェア数
ソーシャルのシェア数とSEO効果は関係ないとかいう説もありますが、やっぱりはてなブックマークのシェア数が多いコンテンツは結果として順位上がってきますよね。
ただこれは、純粋な目で見ると、たしかに人間が選んだ良質なコンテンツという基準とみなせますが、悪意を持ってツイッターなどで拡散されている可能性も考えられますので、ソーシャルのシェア数が多いからといって必ずしも良いことだとは限らないですね。
面白い・笑える内容
笑えるというのは、どんなジャンルでも混ぜていくことは可能です。ただ、笑いのツボは人それぞれなので、万人に面白いと思わせることは不可能です。
寒くならない程度に、その時代の人間どもの好みなども調査しつつ、最低限のエンターテイナー性を意識してコンテンツ作成ができると最高ですね。
堅っ苦しいジャンルであればあるほど、ユーザの緊張を上手にほぐすようなサービス精神あふれる面白さがあれば惚れますよ。
ほら、合コンでもね、アピールうんぬんより最初は女の子の緊張を上手にほぐすスキルこそが大事だったりしますよね。何の話だよまったく。
共通
では最後に、Googleからも人間からも良質なコンテンツと判定されることを。
検索ユーザが打ち込んだキーワードとコンテンツがマッチングしている
ちょっともうこのマッチングについては、何度書いたか分からないレベルなので。
「アフィリエイト 古い」って検索したユーザは何を考えているでしょうか。「今からアフィリエイトを開始しても遅くないかな?」「他にもっと新しいネットビジネスってあるのかな?」って感じですかね。
これもキーワードによっては複数の解釈ができてしまうので唯一の正解はありませんが、調査して考えて、絞っていくことが重要ですね。
⇒検索ユーザの気持ちを考えキーワードとコンテンツをマッチングさせるには?
そのジャンルについての最新の情報がある
鮮度、とはまた違うかもしれませんが、例えば酵素ドリンクダイエットのサイトを 運営していて、新発売の酵素ドリンクの情報が全くないってのはちょっと困りますよね。
そのジャンルの最新情報ってのは、アクセスも集め易いですし、ユーザのためにもなりますし、記事追加しちゃって損はないでしょう。
まとめ – 良質なコンテンツとは??
Googleと人間の両方にヘコヘコと媚びへつらい、
気に入っていただける努力をすることによって生まれる。
作成する側としては、良質なコンテンツとかマジ面倒くせー!!って感じですけどね。
ランキングサイトよりこんちわ。
アフィリ息子です。
差別化とか気になったので
勉強します~。
ブログ更新がんばってください
[…] Googleがページを評価する上で大切にしている良質コンテンツの要素を意識した上で記事を量産しなければなりません。 ただし、あまり良質コンテンツという言葉に構えずに、書いていきましょう。独自性があれば十分です。 まずは、良質コンテンツの必要条件さえ満たしていれば。 […]