ディレクションスキル?サイトアフィリは切り口や企画、語り手の設定も大事
最近は色々なアフィリエイターさんとお会いする機会が持てたり、Skypeしたり、その際に質問されたりすることもあるのですが、そんな中で自分なりに曖昧になっていることを言語化してみました。
ブラックだとかホワイトだとか考える前にディレクションの能力高めた方がイイぞ!全てそこから始まるから…。
— 今井和人 (@PLUS_inc) 2015, 3月 15
これから記事で書くことについて、こういう考え方を持ってない人は、少し理解が難しい部分もあるかもしれませんが、おそらく上級者様は当然のようにできていることです。
切り口とは
ちょっと前に飲んだ人からも「切り口って何ですか?」と質問されたんですが、切り口とは、読んでそのまま、商品やサービスにどのような方向から(切っていくか)訴求していくか」です。
ある案件が立方体だとすると、その案件をどの角度、どのくらいの距離から見つめるか、ですね。
ターゲット選定の前の段階とも言えることで、ターゲットは更にもっと絞り込まれたようなものです。同時に決まる場合もありますね。
で、この切り口が曖昧だったり、ブレブレだったりすると結構失敗します。訪問者には、もちろん
- 「私が求めているものがこのサイトにある!」
- 「私のために作られたようなサイトだ!」
と思ってもらった方がよいので、これが曖昧だとやっぱりあまり良い成果が出なかったりします。で、次に、、、
企画、アイデア、設定
次に大事なのが企画、アイデアです。最近は特に増えてますね。アフィリは一人何サイト作ってもいいので、様々な企画を打ち出すことができます。
ここで言う企画というのは、サイトそのものの設定です。設計ではなく設定です。
大きく捉えるとキャラ設定とも言えなくはないのですが、まず最初にあるのが、サイトそのものの設定です、コンセプトと言ってもいいかもしれません。
経験値の高い上級者が作るような超本格的な企画サイトというよりは、もう少しレベルを下げたうえでサイトの企画性を発揮したものです。
つまり、サイトそのものを一つの人格と捉えたうえでの設定です。サイトが仮に人間だとしたら、その人間のキャラ設定です。
サイト内に出てくる人物(語り手)のキャラ設定ってのは「サイト設定」の1階層下の具体性を高めたものになります。
もしかしたらついて来れてない人もいるかもしれないので、図にすると
となります。
それらを総合的にディレクションするのがアフィリエイターです。で、上記に挙げたようなことが、全て良い感じに噛み合うと、共感(シェア)の連鎖を生み、アホみたいに成約が発生します。
ただし、全てが徹底されている必要があります。中途半端とか、ブレているってのはマズイです。
だいぶ前に「自分が購入・使用してない商品のアフィリエイトはありか?」という記事を書いたのですが、あわせて読んでいただけると理解が深まると思います。
要するに、アフィリエイターはサイトという宣伝メディアを総合的にディレクションする職業なので、そのコンセプトや、起用する芸能人(語り手)の設定を行うのも仕事なわけですね。
リアル世界での例
Webコンテンツだと例が出しずらいので、ネット以外での例を挙げてみます。
スマホを売る
例えば、ドコモバンクっていうキャリアにXXX603っていう機種があって、そのスマホを売ろうとします。そうしたら、そのスマホは、
- どんな特性があって
- どういうコンセプトで作られていて
- どんな人向けで
- こんな未来をプレゼントします
ってのが明確じゃないと、刺さらないんです。「このスマホはとにかく機能が良いです」とか言っても、お客様は「何がいいんですか?」ってなります。
そしてそれを、どんな人(この場合は販売員)が語るか?ってのも重要なんですよね。例えば、ご高齢者向けのスマホだったならば、やっぱりその高齢者から共感を呼べる人や、その専門家が語った方が説得力が生まれて「ワシ、それ買うわい!」ってなるわけです。
テレビ番組をヒットさせる
例えば「面白い番組やりまーす」って言っても、まずヒットしません。
- どういう企画で
- どういう人が
- どんな客層をターゲットに
アプローチしていくのかが曖昧だと「この番組は一体何がしたいんだ?」ってなってしまいます。既存コンテンツと似たようなものだったり、低クオリティだったら即終了です。
どんな「客層」に向けて、どんなコンセプトで「誰」が語るかが、噛み合ってると物凄いヒット番組が生まれるわけです。
はずすと売れない
で、今までに出した
- 切り口
- ターゲット
- サイトの企画、語り手の設定
ってのは、絞れば絞るほどヒットした時の爆発率が高まりますが、はずすと全く売れません。
かといって、全く絞らずに不明瞭な状態でも売れません。だから、狙っていく必要があります。
だからこそ「サイトアフィリは当たり外れがある」と言われるわけですね。すごい丁寧に上手に作られてるサイトがあって、そのサイトが果たして売れているかというと、全然売れてない可能性もありますし、その逆もあります。
売れているサイトかどうかは本人しか分かりません(一部の超上級者を除く)。
成功するサイトとは
では、成功するサイトとはどういうものかというと、全てがマッチングしていて需要に応えているサイトです。すでに売れているサイトを持ってる人は、その分析をしてみてください。
売れてるサイトってのは、無意識にでも「切り口」「企画」「語り手」の設定がうまい具合に噛み合ってることが多いです。
自分(あるいは友達など)の悩みを元にサイトを作っているならば、尚更その傾向はあると思います。無意識的に色々な要素がうまく噛み合ってるんです。
だから、それを明示的にして共通点を分析してみると、少しは次に作るサイトの成功率アップにつながると思いますし、応用も効かせやすくなると思います。
まだ成功サイトを持ってないならば、まずはヒットを狙っていって、自分の事例を生み出すために作業するしかありません。
- 商品の切り口がしっかりある
- 企画・コンセプト(サイトの設定)が切り口にマッチングしている
- それらに需要がある
- 語り手が訪問者の共感を呼べる
- コンテンツがユーザの検索キーワードとマッチングしている
これらが満たされれば、少ないアクセスでもかなりたくさん売れます。上述しましたが、全ての歯車が噛み合ってる必要があります。
例えば、月20万アクセスあるサイトより、月5000アクセスのサイトの方が売上がよかったりもします。全く同じジャンルで。
あなたがテレビ番組のディレクターだったとして、どういうコンテンツを作ったら数字が取れるか?を本気で考えてみると分かり易いかもしれません。
それが「テレビコンテンツ」ではなく「Webサイトコンテンツ」になったものがサイトアフィリです。
ただ、Web上のコンテンツなんてものは、テレビほど大掛かりではなく、お金もたいしてかからず、何個でもガンガン作っていけるという利点があるので、色々と試してしまえばいいんですよね。
その面倒臭さに勝てるかどうかってのがポイントですが。
最後に
今回の記事の内容が抽象度が高くて「ピン」とこなかった人もいると思います。たぶんそういう人は近視眼になってる状態です。
今回の記事は「サイトをディレクションする」という目線で書いているので「自分が記事を書く作業員(目の前のことしか見れていない人)」になってる人には分かりずらいかもしれません。
ただ、自分で記事を書くかライターさんに依頼するかなんてことは別にどっちでもよくて、もうちょっと離れた位置から攻め込みたいジャンルや案件を俯瞰し「自分ならどんな切り口から商品を宣伝していくか」などを考えてみることが大事なんじゃないかと思います。
一応書いておきますが、この場合の俯瞰ってのは、キーワード選定における俯瞰とかの話ではないですよ。ジャンル、あるいは案件そのものを俯瞰してみるってことです。
あとは訓練を積むというか、経験値を増やしていくだけです。
そうすると、キーワードの連想やクロスセルも自然とできてきて、応用もガンガン効かせられていくのは至極必然です。
失敗はたくさん生まれますし、精神的あるいは資金的ダメージを喰らうこともあるでしょうけど、それでもやっぱりやってみないと分からないんですよね。
こんにちは
長沢真帆といいます。
初心者の私には少し難しかったですが
勉強になりました。
また訪問させていただきます。
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