サイトがペナルティを受けたら対策する前に確認すべき7点
ペナルティ、嫌な響きですよねホントに。何故Googleは偉そうに罰則を与えてくるのか。まぁ仕方ないけど。
私もはじめて月に10万円以上稼いだサイトがペナルティを喰らった時は、もう気が気じゃないほどモチベーションが落ちて全てのやる気がなくなるレベルでしたけど、そんな時こそ冷静に落ち着いて対処していきましょう。
▼目次
本当にペナルティなのか?
日々GRCなどでチェックしているサイトの順位が落ちたら、そりゃまぁ焦るんですが、そんな時こそ安易な対策を取る前に落ち着きましょう。
- ブラックハットSEOがバレた
- Googleがアルゴリズムを大幅に変更した
- コンテンツがゴミ
ざっくりと分けると、上記の3種類の可能性があると思います。
すでに自演リンクなどのブラックハットSEOをしていたなら、それがペナルティになっている可能性は考えられますが、もしかしたらバレてはおらず、Googleのアルゴリズム変更で評価を下げられただけって可能性も残ってはいます。
もちろんそれ以外にも、あなたの知識として備わっていないことでペナルティを受けてることだってあります。初心者にありがちな例としては、キーワードを不自然に詰め込みすぎとかはカナリ多そうです。というか私が結構それをやってました。
Googleの規約は「ガイドラインを知らなかったでは許されないんだよ!」という姿勢ですので、これについては勉強するしかありません。
単純に順位が不安定な期間なだけの場合もある
これはどの情報商材のフォーラムでも頻繁に質問として上がってることですが、サイト開設直後のGoogleハネムーンとかエイジングフィルターとかが発動する可能性のある期間については、どちらにしても順位は不安定なものなので、「判断早すぎ!焦るな!」ってやつですね。せっかちはよくありません。
- サイト開設直後しばらくの間は順位は安定しない
- インデックス数も上下運動が激しい
新規ドメインでサイトを作成して三ヶ月も経っていないのに「順位が突然圏外になりました」とか言っても、「そりゃーまだ安定期に入ってないから仕方ないっすよ」って感じです。
この場合はペナルティとか関係なく、圏外になったり戻ってきたりっていうジェットコースター的な動きをするものだという認識が必要です。
特にブラックなSEO手法を使ってないなら、そのまま記事追加などの更新作業をしていれば通常は順位も安定してきます。安定といっても、狙ったキーワードが難関すぎて、圏外の状態で安定してしまうこともあるでしょうけどね。。
ちなみに、ブログ開設直後はインデックス数も不安定で上下運動が激しいですね。
思い当たる原因が複数あるなら必ず一つずつ確認する
いよいよペナルティからリカバリするための対策に入っていくわけですが、 原因を特定するための作業は必ず一つずつ行いましょう。
例えば、自演リンクがペナルティの原因としてあるならば、
- どのブログ、サイトからのリンクがバレたのか
- どのようなリンクの送り方がまずかったのか
- タイミング・頻度が失敗していたのか
などなど、考えられる要因は多岐に渡ると思います。
上記のことをもっと具体的に書くならば、
- サテライトのコンテンツがゴミ過ぎた
- メインサイトとの関連性が全くないリンクだった
- アンカーテキストが全部狙い過ぎていた
- キーワードリンクで一発ペナルティを喰らった
- トップページにリンク送りすぎた
- 若い新規サイトが耐えられないほどのリンク(量)を送った
- 単純に被リンクの効果が切れた
この辺は真剣に特定する努力をしていかないと、次もまた同じ失敗をしてペナルティを喰らいますので「俺はブラックハットSEO80%で上位表示を目指すぜ!」ってな方は特に冷静に行う必要があるでしょう。
「SEO検証方法!仮説を作り問題を切り分けても正解は断定できない?」で書いてるとおり、効果のあるSEO対策を検証する時も、ペナルティの原因を突き止めようとするのも、考え方は同じです。
ペナルティの原因として可能性が高いことを仮説として立て、その原因を解除する、ということを一つ一つやっていかなければなりません。
リンクを解除したとして、それをいつGoogleが「よし悪いリンクを解除したな。許してやろう」ってなるかは分からないので、自分の中で期間のルールを決めてやるのがよいと思います。
思い込みで判断して断定しないこと
これも上記リンクの記事で書いてますが、そもそもSEOにおいて効果を出すことを100%の精度で特定することが難しいように、サイトがペナルティを受けた原因を100%特定することも不可能です。
ご存知のとおり、Googleのアルゴリズムは200以上あるようなので、「絶対にコレがペナルティの原因に違いない!」と思い込みで断定するのは危険です。あくまでも「コレかもしれない」という推測の姿勢でいた方がよいでしょう。
長期的な視点で対策する意識を持つ
仮にペナルティを受けてから取った対策が正しいことだったとしても、それが反映されるまでの期間やタイミングはまちまちです。
「キーワードリンクでペナルティ受けて40日でサイトが復活した事例」 の記事では回復に成功した例を書きましたが、同記事で書いているとおり、あらゆる対策を取ったところでリカバリしない場合もあります。
忘れた頃にアクセス解析をチェックしたら、アクセスが復活していたなんてこともあるので、あまり1つのサイトに捕らわれすぎず、何かしらの対策を打ったら多少は放置して様子を見る方がメンタルの衛生上もよいでしょう。
毎日毎日、順位やアクセス解析をチェックしてその度に凹む、なんてのは最悪のパターンですので、さっさと別サイトに取り掛かりましょう。
対策してリカバリを試みるのと、ドメインを捨てるのはどっちが良いか考える
ペナルティを受けたと思ったら、何も対策を取るだけが手ではありません。つまり、
- リカバリのための対策を取る
- (ドメインを捨てて)新規サイトとして作り直す
という2つの手段があるはずです。個人的にオススメなのは、上記の両方やるということです。というかそれしかありません。
もっというと、最初から同じキーワードで複数ドメインを取得して、平行して複数のサイトを育てるのが一番ですが(その方が気楽に検証できるので)、まぁそれがなかなかモチベーション的に難しいという人もいるでしょう。
そんな方は、ペナルティ対策くらいは同時に行ってはいかがでしょうか。原因として推測できる部分を修正して対策していても、それが100%復活できるとは限らないわけです。
「ペナルティ リカバリ 方法」とか検索してるくらいなら、さっさともう一個二個とサイトを作る方が時間が有効に使えてると断言できます。
それに、「長期間に渡って回復のための対策を取ったのに結局復活しなかった」となったら、高確率で心が折れます。
あなたの心を正常に保つためにも、今すぐにでも新しくドメインを取得して別途サイト作成に入りましょう。
この利点はかなり大きいですよ。メンタル的にも安心できる以外に、稼げるサイトだったなら同じキーワード、同じテーマで3つ、4つ、5つとサイトを作っておけばそれだけ収益も増えるわけですから。
問題は「時間」と「労力」と「お金」を割けるかってところですが、はっきり申し上げまして、稼げると分かっているならばやらない方が異常です。何故アフィリエイトやってるんですかって話になってきます。
ブラックハットSEOが原因とは限らない – パンダアップデート
私が一番警戒しているのはパンダアップデートです。
ペナルティという面でいうと、下手クソな自演リンクとかやってるのはもちろんヤバイですが、リライトコンテンツとかはもはや論外です。これはアフィリ歴1年未満の私でも分かります。
Googleが言う「低品質なコンテンツ」ってのが何かは、様々な要素で判断されてると思いますが、自分がホワイトハットSEOを徹底していたとしても、パンダアップデートに補足される可能性は普通にあるということです。
基本的には、LFMの言うとおり、キーワードと真剣に向き合ってユーザが求めるコンテンツ(100%オリジナル)を作っていれば、少ない記事数でも問題はないですが、
- 薄っぺらい内容
- ありふれたコンテンツ
- 理不尽にGoogleからゴミだと判断された
というサイトだったりすると、それが原因でパンダのペナルティを受けているとも考えられるので、サイトのクオリティについて見直してみる必要は大いにあるとは思ってます。