SEO検証方法!仮説を作り問題を切り分けても正解は断定できない?
アフィリエイターならSEOテクニックへの知識への渇望は誰しもあるとは思いますが、自分でしっかり検証しているでしょうか。
▼目次
検証したい項目以外はできる限り同じ条件にする
まずSEOの検証をするうえでの大前提ですが、確認したいポイント以外は全てできる限り同じ条件にします。これをしないと、何が原因で順位が変わるのか、などの特定精度を上げることができません。
これはSEOに限ったことではありません。例えば、食べ物の味を検証する場合、リンゴに蜂蜜をかけるのと、生クリームをかけるのではどちらが美味しいか(効果が出るか)を確かめよう!となった場合、そのリンゴの品質は全く同じものを使わなければ意味がないですよね。
- リンゴ=メインサイト
- 生クリーム、蜂蜜=サテライトブログ
え?意味が分からないって?
リンゴを収穫してからの時間の経過が異なっていたりしたらマズイわけです。「蜂蜜」と「生クリーム」のリンゴへのフィット感を確かめたいのですから、リンゴそのものは全く同じものではくてはなりません。変なたとえでごめんなさい。
例1:無料ブログの自演リンクに効果があるか?の検証方法
無料ブログの自演リンクに効果がない、とか言う人や、効果があるという人がいます。こんなのは簡単なので検索するくらいなら自分で検証した方が早いですよ。
あなたのブログやサイトで、トップページでも個別記事でもいいですが、そのページの狙ったキーワードの順位が12位のものがあったとします。そうしたら、その12位のページに無料ブログから被リンクを送りましょう。(これは今適当に考えただけなので、こうじゃなくてもよいです)
ここで、少なくとも統一しなければいけない条件
- 被リンクを受ける側(メインサイト)の運営期間
- メインサイトの記事数
- メインサイトのテキスト量
- メインサイトの更新頻度
これらに関しては同じような条件にした方がよいでしょう。自演被リンクの効果を検証するのに、リンクを受ける側が「被リンク以外の要素で」順位アップするようなことは避けなければなりません。
全く同じコンテンツで確認ができればそれが一番ですが、それではパンダアップデートの影響を受けてしまうので厳しいですね。
同じ条件にしなくてもいいこと
- 無料ブログのサービス
- 無料ブログの運営期間
- 無料ブログの更新頻度
- 無料ブログのテキスト量
- 無料ブログとメインサイトとの関連性
- どの位置からリンクを送るか(本文冒頭、本文中、文末、フッター、サイドバーなど)
これらはバラしてもよいかと思います。何故かと言うと、確認したいことは「無料ブログの被リンクに効果があるのか?」ということなので、それは、どういった状況の無料ブログだと効果があるのか、を検証することにもつなげられるからです。
1個だけのデータではあまりにも信憑性に欠けるので、最低でも30個くらいのデータは欲しいですね。そのうえで、順位が上がったページがあるなら、とりあえず無料ブログの自演リンクに効果はあるだろうと推測ができます。
ただし、
順位が上がったのは、無料ブログの自演リンクのおかげなのかは断定はできません。検索エンジンのアルゴリズムがたまたま変動して、そのページにとって良好な評価が与えられただけかもしれませんしね。
あるいは、たまたまドメインの評価が同時に全部上がったということだって考えられます。だからこそ、被リンクを受ける側(メインサイト)も全部同じ条件にしておかないと問題の切り分けができません。
可能性は他にもたくさん考えられますが。データ量が多ければ多いほど、信憑性は上がるとは思います。
例2:サテライトブログは階層構造にした方がよいのか?の検証方法
無料ブログに被リンクの効果があるものと仮定して、データ量がたくさんあるなら、そのまま、どのブログサービスが一番効果を出せたかまで推測できると思います。例えば、
- アメブロ
- FC2
- seesaa
- 忍者
- Jugem
- Livedoor
など、色々なブログサービスがありますが、数が多ければ多いほど、どのブログからの被リンク効果が高かったか分かります。さらに、その被リンク効果が高かったものを分析して、
- テキスト量
- 運営期間
- 更新頻度
- どの位置からリンクを送ったか
- 関連性は高かったか
などを集計すれば、どのようなブログから、どのようにして被リンクを送ると効果が出るのかが推測できます。
この時点になってやっと、「サテライトブログは階層構造にした方がよいのか?」の検証段階に移れます。これもまたメインサイトは同じ条件にしたうえで、
- 階層構造にしたサテライトブログ
- 階層構造のしてないサテライトブログ
それぞれ20回くらい検証すれば、SEO効果の違いが分かるはずですね。冒頭に書いたリンゴの例えて言うと、蜂蜜と生クリームをセットでぶっかけた方が美味しいのか?って感じです。軌跡の味効果が生まれるかもしれませんよ。
そうやって問題(検証したい項目)を切り分けていけば、最終的に
- どの無料ブログサービスから
- どのような状態で
自演リンクを送ると効果が出やすいかも分かってきます。
データ量はできる限り多く
検証する数は、多ければ多いほどしっかりしたデータが取れるのは言うまでもなく。期間をずらして再度同じ検証を繰り返すことも必要です。
あまりにも少ないデータ量ですと、確認したい項目以外の要素に影響されている可能性が大きくなってしまうので、SEO検証方法としては、数をこなすことは必須になります。
安易に正解を決めるけるのは危険
根も葉もない話ですが、どれほど必死になって検証したとしても、安易に正解を決め付けるのは危険と言えます。
Googleのアルゴリズムはウザイことに変動性ですし、100%の精度でSEOの正解を掴み取るのは不可能とよく言われますよね。
「思い込み」は危険です。何が原因なのか?それを考えることはとても大切ですが、断定的に正解を求めるのはやめた方がよいでしょう。
自分で検証することの重要性
なんだかんだでこれが一番大切だと思っています。自分で検証することです。
やっぱり、得体の知れないSEOブロガーが適当に「サテライトブログは階層構造にしないと効果がないよ!」とか「今はもう自演リンクに価値はありません。ソーシャル拡散が大事です」とか書いていたとしても、それだけで信じられますか?
自分で確認・検証すれば、モノスゴイ実感が得られるので、いわゆるSEO対策も自信を持って行えるようになりますし、それはブラックハットでもホワイトハットでも同じです。
ブレがない安定したアフィリエイト、変な情報に振り回されないアフィリエイトが行えるようになります。
そしてそれはSEOに限った話ではなく、LPの効果検証とか、その他色々な部分で、稼ぎの効率を上げることにつながります。
といっても、いきなりたくさんのSEO検証を行うなんてのは無理なので、少しずつでもよいので、自分で仮説を立て、問題を切り分けていく癖をつけていくのがよいと思います。