金利が上がらないなら貯蓄するより投資をすべき?など4点
今、少子高齢化が騒がれている中で、自分が高齢になった場合に年金はちゃんと払われるだろうかと心配な人は多いと思います。年金だけで老後の生活を送っていくのは心もとないと感じ貯金をしている人も多いでしょう。でも、本当に貯金さえしっかりしていれば豊かな老後は送れるのでしょうか。
■アベノミクスにはマイナス面も多い
最近はアベノミクスによって経済活動も活発化してきました。株価が上がったとかボーナスが改善しだしたなどのニュースも耳に入ります。
このまま景気が良くなればいいなと皆が思っていると思います。ですが一緒に小麦粉の値段が上がったとか電気代が上がったとかの値上がりのニュースも聞きませんか?
■インフレはお金の価値が下がるということ
アベノミクスにてインフレターゲットが2%目標と掲げられました。インフレターゲットは名前のとおり物価上昇率の目標のことで、この目標を目指して金融政策を行います。それによりこれまで続いたデフレの脱却を行おうというものです。
インフレが悪いわけではありません。景気を上げる為には緩やかなインフレが必ず必要です。ですがインフレターゲットを設定する懸念点としてハイパーインフレが起きる可能性があります。
歴史上ハイパーインフレが起こり、お金の価値が下がり紙くずになったことは何度もあります。とはいえ、日本のような経済大国では簡単にはハイパーインフレはおこりません。ですが急激ではない緩やかなインフレが起きるように政策が進められているのです。
■大卒初任給が5万円の時代もあった
私たちの祖父や祖母、父や母が子供のころは、お小遣いが10円だったとか、大卒の初任給が5万円だったとか今と比べると物価があきらかに低かったことは話から分かります。
つまり、今、この時点で貯金をして老後に備えたとしても30年40年後にはその貯金の価値は今より低くなるのではないかいうことが予想できます。
「貯金してれば金利がつくから・・」という考えもあります。ですが金利が物価の上昇に合わせてカバーできるくらいに上がってくれればいいのですが、ただ銀行に預けただけで大丈夫かというとそうではないと思います。
■貯蓄よりも投資する方がよい?
長い間引き出さない、ある程度まとまったお金なら金利の高い預金に切り替える。またはリスクを見ながら金融商品を購入するだとかの行動が必要になってくると思います。
貯蓄ではなく家、マンション、土地などを購入し長く自分を守ってくれる財産に変えるのも賢い方法だと思います。
ただし、高額な投資をするにはリスク管理の技術も必要ですので、素人がちょっと知識をつけた程度で実行するのは危ないです。
これからは国や誰かが守ってくれると思わずに自分で自分のことを考え行動することが大事になる時代だと思います。